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群馬県ぐんまけんの主なコンクリート構造物

●樽沢トンネル(俗名:日本一短いトンネル)たるさわとんねる

住所:群馬県吾妻郡長野原町川原湯
長さ:約7m
説明:
日本一短いトンネルは長さ約7m程度で、なんと電車一両の長さより短いのです(写真1-1)。
トンネルの岩が崩れるのを防ぐため、コンクリートで保護しています(写真1-2)。
今、八ツ場ダムを建設しており、そのためこの付近の線路は今よりも高い所に移されています。残念ですが、八ツ場ダム完成後は日本一短いトンネルは廃止されます。

写真:樽沢トンネル写真1-1

写真:樽沢トンネル写真1-2


●碓井第三橋梁(俗名:めがね橋)うすいだいさんきょうりょう

住所:群馬県安中市松井田町坂本
長さ:87.7m
説明:
旧信越本線の「めがね橋」は、「釜めし」で有名な横川「おぎのや」の前を通る国道18号線を軽井沢方面に向かい、旧国道18号線を進んで行くとカーブの先に突然現れます(写真2-1)。
めがね橋は長さ87.7mあり、イギリス人のパゥネル技師と日本人の吉川技師がレンガ造のアーチ橋を設計し、当時の土木技術の粋を集め明治25年12月にできました。めがね橋は約200万個のレンガをコンクリートの表面に貼り付けたもので、国内でも類を見ない最大なものです。昭和38年には新しく新線が造られめがね橋は廃止となり、平成5年8月に国指定の重要文化財となりました(写真2-2)。
めがね橋の上部は遊歩道となっており、横川駅付近まで続いています(写真2-3と2-4)。

写真:碓井第三橋梁写真2-1

写真:碓井第三橋梁写真2-2

写真:碓井第三橋梁写真2-3

写真:碓井第三橋梁写真2-4


●四万川ダムしまがわだむ

住所:群馬県吾妻郡中之条町四万
高さ:89.5m
説明:
四万川ダムは四万川の上流につくられ、平成11年6月に完成した新しい重力式コンクリートダムです。この四万川ダムのコンクリートは皆さんが知っている軟らかいものではなく、硬いコンクリートを使っています。この硬いコンクリートを道路の舗装工事でアスファルトコンクリートを締め固めている大きなローラーとほぼ同じ機械を使い、何層にも締め固めて四万川ダムが造られています(写真3-1)。四万川ダムの中央部は石積み風になっており、ヨーロッパのお城のようです(写真3-2)。
四万川ダムは「開かれたダム」の指定を受け、下流部は散策ができます。また、放流した水で川遊びができるようになっています(写真3-3と3-4)。
さらに下流には、四万川温泉郷があります。

写真:四万川ダム写真3-1

写真:四万川ダム写真3-2

写真:四万川ダム写真3-3

写真:四万川ダム写真3-4


●矢木沢ダムやぎさわだむ

住所:群馬県利根群みなかみ町
高さ:131m
説明:
矢木沢ダムは利根川の上流に昭和34年から昭和42年につくられ、高さ131mのアーチ式コンクリートダムで、ダム湖は奥利根湖と呼ばれています(写真4 -1)。ダムの水を放流する時はダム本体から流さないで、別場所にあるすべり台のようなところから流します(写真4-2)。
また、ダム直下には矢木沢発電所があり、最大240,000kWの電力を発電しています(写真4-3)。

写真:矢木沢ダム写真4-1

写真:矢木沢ダム写真4-2

写真:矢木沢ダム写真4-3

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