●原爆ドーム(げんばくどーむ)
住所:広島市中区大手町1-10
説明:
原爆ドームの前身は、「広島県物産陳列館」として1915年4月5日に竣工し、同年8月5日開館されました。その後1933年には「広島県産業奨励館」に名前を変えて、1944年以後は、行政機関・統制組合の事務所として使用されていました。
そして1945年8月6日午前8時15分、この建造物の南東上空約580mの地点で原子爆弾(リトルボーイ)が炸裂したのです。この時建物部分は全壊したものの、中央ドーム部分は全壊せず、現状のように残り、原爆の惨禍(さんか)を表すシンボルになったのです。さらに1996年、世界遺産審査委員会にて審査を受け、世界遺産として登録されました。
「原爆ドーム」で知られているこのモニュメントの周辺には、多くのコンクリート構造物が見られます。まず、原爆ドームが挙げられ、そのすぐ西には、原爆投下の標的とされたともいわれているT字型の相生橋が架かり、南には、元安川を挟んで広島平和祈念公園、北には市内電車の走る相生通りを挟んで広島市民球場があります。