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会長ご挨拶

全国生コンクリート工業組合連合会 全国生コンクリート協同組合連合会 会長 吉野 友康

2019年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は年始早々各地の大雪や群馬県草津白根山の噴火が起こり、6月の大阪北部地震、7月の西日本豪雨災害、その後は連日記録的な猛暑が続き、9月には関西を直撃した台風21号や北海道胆振東部地震など相次ぐ災害に国中が翻弄された1年でした。これらの災害が全国に残した爪痕は未だ癒えておらず、改めて国土強靭化対策の重要性が認識されているところです。

このような状況下、私共の生コン産業の2018(平成30)年度上期の全国出荷量は4,140万㎥で、対前年比99.2%と前年度実績を下回りました。2017(平成29)年度の上期は前年を上回る4,170万㎥でしたが、年間では過去最低の出荷量となっており、依然として厳しい状況が続いていると言えます。

全生連では昨年も3つの重点課題に引き続き取組みました。これから年度末に向け、それぞれの取組が形になって参ります。

まず1つ目は品質への取組です。昨年も全国統一品質管理監査基準による監査を全国のJIS認証工場の90%である2532工場を対象に実施すると共に、更なる基準の改善、見直しに努めております。また次年度上期発刊を目標に生コン工場品質管理ガイドブック改訂部会を立上げ、作業を行なっております。

2つ目は需要減への対応です。近年相次ぐ災害を踏まえ、国に対しては防災・減災のための公共事業予算の増額、また公共事業依存度の高い地方への予算の優先配分を引き続き強く要請しております。

また需要開拓の方策であるコンクリート舗装の普及・拡大のため、セメント協会のご協力も得て1DAYPAVEなどの施工見学会や自治体への陳情活動を行っております。昨年から自民党生コン議員連盟でも需要開拓小委員会を再開して頂いており、委員の先生方のご助言やご指導を得ながら、全国各地のコンクリート舗装適所への採用を更に強く要請していきたいと考えています。また「集約化ハンドブック」も今年度中に完成する予定です。過去にも何度か刊行していますが、最近の事例を取り入れ、今後の工場集約化を検討する際の参考にして頂くことを期待しております。

3つ目は業界のイメージアップです。少子高齢化による人材不足への対応策のひとつでもあります。昨年3月に決定したイメージキャラクター「なまリンちゃん」は好評で、多くの組合でPRグッズなどに使用されています。また「生コンという仕事」の動画版も年度末までに完成します。

国が提唱する「働き方改革」に対し、業界として対応を検討するために昨年部会を設置しました。求められている労働時間短縮や処遇改善は、生産性向上なしには実現不可能で、従来から課題となっているi-Constructionに対しても、今後は生コン業界側からも提案していく必要があると思います。

新旧の課題が山積する中、生コン産業の持続的発展に向け、全生連合会は本年も引き続き会員一同団結し知恵を出し合い、乗り切って参りたいと存じます。

最後に本年が皆様にとりまして良い年となりますよう祈念申し上げ、年頭のご挨拶と致します。