生コン車館(ミキサー車について)
生コン車のひみつを大公開 !荷台の太鼓の中に生コンを積んでいるわけね
太鼓じゃなくてドラムだって。
でも、あの中はどんなしくみになっているのかな?いいところに気が付いたリン!では説明するリン
荷台部分のドラムについて
生コンは、主にセメントと骨材(砂や砂利のこと)、水からできています。
これらの材料は、比重が違うので、工場で練り上げた生コンを何もせずに運ぶと、車の振動で砂利など比重の重いものは下へ沈み、水のように比重の軽いものは上に浮き上がって分離してしまいます。せっかく練り合わせた生コンも、これでは台無しです。
そのため、生コン専用の運搬車である生コン車では、ドラムを回転させつつ、内部にらせん状に取り付けたブレードと呼ばれる羽で生コンを常にかき混ぜています。これにより生コンが分離することを防いでいるのです。
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
生コン車の各名称
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
現場で活躍するもう一つの車、ポンプ車
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生コン車により工事現場に運ばれた生コンは、コンクリート専用のポンプを積んだポンプ車で受け取ります。
そして、ポンプの圧力により管を通して打ち込み箇所まで送られます。
ビル建設などの場合には、生コンを下から上へ送らなければなりません。
では、このコンクリート専用のポンプは、どのくらいの高さまで生コンを運ぶことができるのでしょう。
開発されたばかりの頃は、30メートルが限度でした。
しかし、その後の技術開発により、ポンプの性能は飛躍的に向上。
横浜ランドマークタワーや大阪のあべのハルカスの工事では、なんと300メートルの高さまで生コンを送ったのです。