生コン車館(ミキサー車について)
生コン車のひみつを大公開 !ところで、生コン車って昔からあるのかな?
教えて、なまリンちゃん!
いまのようなドラムを載せた生コン車は、
日本ではその原型が1952年(昭和27年)に誕生したんだリン!
生コン車の歴史
日本最初の生コンは、1949年(昭和24年)に出荷されました。
その当時、生コンの輸送用にはいまのような太鼓型ではなく半円型の生コン運搬車が使われていました。
1951年(昭和26年)の地下鉄丸ノ内線の工事でもこのタイプのものが主力運搬車として活躍したそうです。
現在のような太鼓型タイプのドラムを載せた生コン車は、磐城コンクリート工業と犬塚製作所との共同研究により、その原型ともよべる国産第1号の試作機が1952年(昭和27年)に誕生しています。
生コン車の積載量はいろいろ
生コン車はドラムの大きさが違うものがあります。大きなドラムをもったものや、ちいさなドラムをもったもの、ドラムの大きさによって、それぞれ生コンを積み込める量が違いますが、一番大きいもので約5m3(立方メートル)積めます。工事現場までの道のりや、必要な生コンの量によって使い分けられています。
生コン車は災害時にも活躍 ! 生コン110番 !
2016年(平成28年)12月に新潟県糸魚川市で起きた大火災の時に、不足した消火用水を生コン車で運び、消火活動に協力しました。これがもととなり、生コンの組合と県や市などの自治体や消防本部が協定を結び、大火災の時の消火用水や災害で断水になった時などに、飲み水以外の水の輸送に協力することが増えています。
その他にも、「子供110番」と書かれたステッカーが貼られた生コン車があります。これは、生コンを運びながら不審者を警戒する地域安全パトロールで、「地域を守りたい」「こどもたちを守りたい」という気持ちから一部の地域で始まっている活動です。
このように生コン車は、いろいろな形で地域に貢献し、活躍しています。