生コン工場館
生コンをつくる工場はどうなってる ? 工場で見てみよう !日本全国でどのくらいの数の生コン工場があるんだろう?
う〜ん、100ぐらいじゃない
残念、はずれ! 3000以上の工場があるんだリン!
びっくり!
日本では3000以上の生コン工場が稼動中
現在、日本全国に2,963社の生コン製造会社があり、工場数は3,266にのぼっています。(令和2年3月末現在)
令和元年度の生コン出荷量は8,200万m3(立方メートル)。これは東京ドーム約70個分の容積です。
品質のよい生コンを使いましょう
みなさんが大人になって、新しいマイホームを建てようと思ったときには、やはりいいコンクリートで、頑丈で長持ちする家を建てたいですよね。
いいコンクリートはいい工場で製造されます。
その目安になるものに、○適マークがあります。
このマークを持っている工場で製造されるコンクリートは安心です。この○適マークは、「全国生コンクリート品質管理監査会議」にて、生コン工場に対して厳しい監査を行い、合格した工場にしか使えないものです。それだけに、このマークを使っている工場で製造したコンクリートは安心して使うことができます。
生コンのやわらかさは「スランプ」で計るんだリン
スランプとは、生コンのやわらかさを示す値のことです。この値は、スランプ実験という方法で求めることができます。
高さ30cmの円錐形の容器に生コンを詰め、コーンを上に引き抜くと、生コンのやわらかさに応じて頂点部分が下がります。この下がった長さがスランプ値で、10cm下がればスランプ10cmの生コンというわけです。
スランプ値が大きい生コンほど、やわらかい生コンと言えます。ダムや道路などのように単純な構造のものには、できるだけかた目の生コンが最適です。一方、ビルなどのように鉄筋の量が多く、複雑な構造のものには、建物のすみずみまで生コンが行き渡るように、やわらかめの生コンが使われます。
スランプ試験の手順
危険 !! 生コン工場で遊ぶのはとっても危ないよ !
生コン工場の砂利山にのぼったり、近くで遊ぶのはとっても危険 !
生コン工場では、屋外に原料となる砂利を山にして置いてあるところがあります。
この砂利山は生コン製造のたびに、下からひんぱんに砂利を引き出しているので、ちょうどアリ地獄のようにとてもくずれやすい状態になっています。
そのため、この砂利山にのぼったり、近くで遊ぶのはとっても危険!
いつくずれてくるか分かりませんので、ぜったい近づかないようにしましょう。