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会長ご挨拶

全国生コンクリート工業組合連合会 全国生コンクリート協同組合連合会 会長 吉野 友康

令和4年の年頭にあたり、連合会会員及び所属員の皆様、関係各界の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

新型コロナウイルス感染症は、昨年も年間を通じて世界中に蔓延し続けました。8月には国内でも新規感染者数が連日2万人を超える事態となりましたが、ワクチン接種が進んだ効果か、夏をピークに感染者数は急減しました。しかしながら世界的には、感染者数の増減は一進一退を繰り返しており、まだまだ予断を許さない状況が続いています。

生コン産業は、建設業が比較的堅調であることから、コロナ禍による直接の影響は小さいものの、長期的に続く需要減少傾向が止まらず、令和3年度上期の全国出荷量は対前年比97.9%の3,761万m3に留まりました。また年度を通じた出荷量も過去最低だった昨年度の7818万㎥を下回ることも想定され、依然として厳しい状況が続いています。

私は就任時から生コン業界の現状においては不変であると考える3つの重点課題を掲げており、昨年も引続きこれらに取組みました。

1つ目は品質に関する取組みです。良質な生コンを安定供給することは業界の使命であり、全国生コンクリート品質管理監査会議の辻議長には、感染防止対策として対応者を絞り込んだ立入り監査やリモート監査なども導入しながら、従来の水準を維持した全国統一品質管理監査を確実に行っていただき、生コン品質の一層のレベル向上を図っていただいております。

2つ目は需要減少対策です。従来からのコンクリート舗装に加え、地震や台風などの災害に強いRC建物の普及促進のためのPR活動も開始しました。生コン議員連盟には令和元年の提言に対する国の取組みについてのフォローアップを継続していただいており、需要確保のための公共事業予算の増額と公共事業依存度の高い地方への予算優先配分、国土強靭化のための諸対策における生コンの活用などについて強く支援をお願いしています。

3つ目は業界のイメージアップです。若手人材不足対策の一環でもあります。昨年はイメージキャラクター「なまリンちゃん」のノベルティグッズ(マグカップ、エコバッグ)を制作し、各地区本部に配付したところ、会員からも制作を検討したいなどの問合せをいただき効果があったものと思います。また全国生コン青年部協議会との連携として、同協議会が過去に制作した小学生向けの生コンPRコンテンツ『ナマコンパーク』を共同でリニューアルしたほか、コンクリート甲子園の支援も協力して行いました。

一昨年、国の政策として打ち出された2050年カーボンニュートラルの達成に向けては、特別委員会を立ち上げ、コンクリート業界に期待されているCO2処理や生コンの生産、輸送における排出削減などへの業界対応の検討を始めました。まだ今後、具体的にどう進展していくのかはっきりしないことから、手探りな状態ではありますが、国や関連業界の動向もしっかりと見据えて対応していきたいと思います。また労働時間短縮、処遇改善などの働き方改革、生産性向上、労働安全などへの取組みは業界発展のために欠かせません。

新旧の課題が山積する中、生コン産業の持続的発展に向け、自助努力と相互扶助の精神のもと、本年も会員の皆様と一致団結し、様々な難局について知恵を出し合って乗り越えて参りたいと思います。

本年が皆様にとりまして良い年となりますよう祈念申し上げ、年頭のご挨拶と致します。